石川県議会議員

高橋正浩

たかはしまさひろ

1974年5月18日生(43歳)
石川県立七尾高等学校(45期)
慶應義塾大学 環境情報学部卒
前 七尾市議会議員
自由民主党石川県連青年局次長
石川県議会議員(1期)

高橋まさひろへの5つの質問

質問1:どうして、政治家を志したのですか?
高校の文化祭で、空き缶を屋上から吊るして、校舎全体に壁画をつくるプロジェクトをやったんですよ。そのころから、自分の仲間たちと一緒に、自分たちの力で自分たちのおかれた環境を変えたり、学校祭のようなイベントを先頭にたってみんなをまとめていくのが、面白いなと思うようになりました。その頃から、こういう仕事って、政治家に通じるのでは?と思っていました。地元に帰ってきて、この地域の閉塞感や可能性を感じて、課題解決して魅力をつくっていくには、政治家になりたいと思ったのです。
直接的には、公募委員で七尾市まちづくり基本条例をつくって、七尾のまちで、本当の意味で市民が主役のまちをつくりたいと思ったからです。

ちなみに、はじめての立候補は小学生のとき。児童会の会長に立候補しました。当選しました。中学校生徒会会長は落選。高校生徒会会長は無投票当選でした。

質問2:豊かな暮らしとは、どんな暮らしですか?
ひとつは、ベースとして衣食住についての心配がないことですが、最大の豊かさとは、孤独ではないということだと思います。安心とか安全という言葉はありますが、自分に何かがあったとき、頼れる何かがあるとか、頼れる人がいるということ。人間のネットワークの中に組み込まれていることを日々、実感しながら生きていくということ。豊かに暮らすことができるというのは、お金で買えるもので解決するだけでなく、お金じゃ買えないものから来る安心感です。地域で生きるということは、そういうことだと思います。

質問3:人生100年時代、どんな未来を描きますか?
これまでの社会制度は、人生80年を前提に見通してきましたが、人生100年時代と言われて、100歳を超える人たちが多くなっていきます。健康寿命が伸びて、いままでよりも20年長いスパンで人生を見ていかなければいけなくなってきます。社会制度が想定した対応年数が超えてしまっていく。社会保障や医療の問題しかり、制度を新しくしないといけません。私たち一人一人が、人生100年時代の到来に備えて、イメージし、考え、対話して、取り組んでいかなければ、豊かな暮らしは実現できないのではないでしょうか。政治家がまず、その時代の到来に対して率先してアクションを起こしていくべきだと考えます。そのため、取り組みのテーマとして、「人生100年時代」を掲げました。一人一人が、自分の人生設計をリライトしていかなければいけない。ごまかしはきかない。今までどおりのやり方で、なんとなくやっていては、なんとなくではいかないのです。

質問4:志工房で高校生たちを教える中で、彼らにどんな期待を持っていますか?
あなたたちの人生は続いていて、この人生が続いていけば、あなたのことを必要としてくれる人が現れるでしょう。そのときに、自分が無力であるのは悲しいので、未来の誰かのために役に立つ力を身につけてほしいということ。
一身独立、独立自尊というか、自立すること、自由であることの大切さ。勉強はそのための手段にすぎないんだよ、ということをいつも言っています。

質問5:政治家として、今後どんな仕事に力を注ぎたいですか?
まずは、できるだけたくさんの人に会い、その人達の抱える悩みを聞きたいと思います。そのうえで、子育ての問題や地域活性化の問題に一緒に取り組んでいきたいです。
経済予測や景気の予測がある中で、一番当たるのは、人口動態の予測だと言われています。20年後、30年後、能登の人口がどうなっているかという見通しは立っている。それに備える動きとして、それにどう向き合っていくか。人口減少時代を生きる私たちが、真剣に考えてやっていく必要があるのです。
人口構成で、年齢構成で、20年後、30年後の七尾を考えると、もっと自分たちの世代やもっと若い世代が、政治に関わらないといけない。人口が減り、若い人が白けているという状態では、未来の希望はありません。ぼくの考えも知ってもらいたいし、皆さんの考えもききたい。高齢者の方々が、どんな思いを持っているのか。何を残し、伝えたいと考えているのか。この地域の未来を共に描いていけたらいいですよね。